思い出の海に散骨

15年間飼っていた愛犬が老衰で死んでしまった為、
供養には、散歩コースの海に散骨することにした。

愛犬は、オスの黒パグであり、ペットショップで手のひらサイズの生後間もない愛くるしい姿に一目ぼれし、
それまで一度もペットを飼ったことが無かったのに購入を決意した。

犬の飼育は初めて尽くしであり、
とても甘えん坊で我がままに育ててしまったが大事な家族の一員となった。

老衰で危篤状態の最中、どうやったら一番供養になるかを考えた。
お墓を作るのも考えたが、ペット霊園は遠く、通園が不便であった。

そこで、愛犬が大好きだった散歩コースの海に一部を残して散骨し
残した一部を手元供養することで、いつまでも一緒に居れるようにした。